教師養成講習会において、講習生の慰問にやって来た私の導師(女性霊能者)を見て、一人の行
者(某教会の師範代の霊能者)は云った。あれは、あんたの先生か?。凄い先生じゃのう。男でも、 これほど凄い行者は何人もおらん。凄い。しかし、これほど凄い先生をもってしても、あんたを育てる ことは出来ん。あんたを育てることが出来る者など、どこにもおらん。それは、あんた自身、解っとる はずじゃ。あんたならばどんな神様でもつく。最高神でもつく。あんたは、どんなに辛くても厳しくても あんた自身で道を切り開いて行くより他に道はない。
あんたはいつ世に出るのじゃ。輪廻転生の魂の世界において、あんたに出会えるなど千載一遇の
こと。わしゃ、幾多の人を助ける為に自分の命を削って来た(人には定命があり、その定命を越え てまで生きることは出来ない。その定命以上の日数を生かさせてやろうとすれば、自分の定命 から、その日数分を削る必要がある)。為に、わしの寿命は定命より短くなってしまった。あんたが 活躍する姿が見られたならば、こんな果報はない。
私は既存の神霊界から私が五十五になれば宗教家として世に出ると告げられていたので、その
旨を告げると。
あんたが五十五ではわしゃ死んどるわ。もっと早く何とかならんかのう?。仕方がないのう。ほんな
ら、神様にあんたが世に出られる日まで何とか生かして欲しいと頼んでみる。
でも、あなたは自分の命を削ってまで幾多の人を助けて来られた為に、定命より早くこの世を去ら
れた。私は、五十五で宗教家として世に出ることはありませんでしたが、ようやく自分の道を見つけ ることは出来ました。私の導師でも、私を見破れなかった。だが、あなたは私を見破った。ここに、私 が見つけた道をあなたに捧げましょう。
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